夜中にこむら返りが起きる原因とは?

寝ているときに突然足がつる本当の理由

夜中、突然ふくらはぎが強くつって目が覚めた――
そんな経験はありませんか?

「水分が足りなかったのかな?」
「昼間に歩きすぎたせいかも」

そう思って対策しても、
何度も同じことを繰り返す人は少なくありません。

実は、夜中に起こるこむら返りには、
夜ならではの原因がいくつも重なっています。

夜中にこむら返りが起きやすい理由

① 寝ている間は血の巡りが悪くなる

日中は歩いたり動いたりすることで、
ふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たしています。

しかし寝ている間は、

  • 足を動かさない
  • 筋肉が長時間じっとした状態になる

その結果、
血の巡りがゆっくりになりやすいのです。

この状態で寝返りを打ったり、
足をぐっと伸ばした瞬間に、
筋肉が驚いてけいれんを起こすことがあります。

これが、夜中のこむら返りの大きな原因です。


② 寝ている間にミネラルが不足しやすい

筋肉は、
カルシウム・マグネシウム・カリウムなどの
ミネラルのバランスによって動いています。

夜は、

  • 汗や尿でミネラルが失われる
  • 食事による補給ができない

そのため、
筋肉をコントロールする力が弱くなりやすい時間帯です。

特に、

  • 寝る前に水分を控えている
  • 夜間トイレを気にしている

こうした方は、
夜中にこむら返りが起こりやすくなります。


③ 足元の冷えも見逃せない

夏でも、

  • 冷房をつけたまま寝る
  • 足元だけ冷える
  • 薄着で寝ている

このような状態では、
足の血流がさらに悪くなります。

冷えによって筋肉が硬くなると、
ちょっとした刺激でこむら返りが起きやすくなります。

特に高齢の方は、
冷えを感じにくく、気づかないうちに足が冷えていることも多いです。

「水分はとっているのに起こる」理由

よくある声がこちらです。

「水はしっかり飲んでいるのに、夜中につるんです」

これは珍しいことではありません。

なぜなら、
水分だけでは防ぎきれない原因があるからです。

  • 血の巡りが悪い
  • ミネラルのバランスが乱れている
  • 筋肉が疲れやすく硬くなっている

このような状態では、
水分をとっていてもこむら返りは起こります。

年齢とともに増えやすい理由

夜中のこむら返りは、
中高年以降に多く見られます。

理由としては、

  • 筋肉量が少しずつ減る
  • 血管の柔らかさが低下する
  • 栄養を蓄える力が落ちる

といった、
体の変化が重なるためです。

「年のせいだから仕方ない」と思われがちですが、
実際には生活習慣や体の整え方で
回数が減るケースも多くあります。

夜中のこむら返りを減らすためにできること

まず意識したいポイントはこちらです。

  • 寝る前にふくらはぎを軽く伸ばす
  • 足元を冷やさない
  • 水分だけでなくミネラルも意識する
  • お風呂で体を温める

これだけでも、
夜中のこむら返りが起こりにくくなる人は少なくありません。

何度も繰り返す場合は「体質」も関係

夜中のこむら返りを何度も繰り返す場合、

  • 血の巡り
  • 水分の巡り
  • 筋肉の状態

こうした体の土台が影響している可能性があります。

一時的に痛みを抑えるだけでなく、
起こりにくい体づくりを意識することが大切です。

まとめ

  • 夜中のこむら返りは水分不足だけが原因ではない
  • 血流低下・冷え・ミネラル不足が重なって起こりやすい
  • 年齢とともに増えやすいが、対策はできる
  • 繰り返す場合は体全体のバランスが重要

夜中に足がつる不安から解放されるために、
まずは「なぜ起きているのか」を知ることが第一歩です。

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薬剤師 杉原正人(すぎはらまさと)