腰痛は、診察や検査によっても異常が認められず、原因が特定できないケースが約85%もあるといわれています。
そのため、適切な治療ができないまま、痛みに悩まされ続けている人も多いのではないでしょうか。
腰痛の主な原因
腰痛の原因は主に「骨」「筋肉」「血行」の3つのどれかに異常が起きて引き起こされます。
1.骨の異常
年を重ねることによって骨がすり減ってくる、姿勢が悪いために骨が歪んでしまう。
2.筋肉の異常
筋肉が衰えると背骨や腰の骨を支えきれなくなり、余計な負担がかかってしまいます。
3.血の異常
血行が悪くなることによって、疲労物質をうまく代謝することができず、体に滞り、慢性的な腰痛を引き起こします。
腰痛の改善
腰痛の改善の基本は食生活。栄養バランスのよい食事をすることです。
骨を丈夫にするために必要な栄養素は、まずカルシウムです。
厚生労働省では1日700mgカルシウムを摂取することを目標に、と掲げています。
しかしながら、日本人はカルシウム不足になりがらで、高齢になると腰痛の原因となる病気である骨粗髭症になっている人が多いのが現状です。
カルシウムと合わせてとりたい栄養素にビタミンDがあります。
ビタミンDはカルシウムを効率よく吸収させ、骨への沈着を高める働きをします。
腰痛を予防するには肥満しないように食生活にも気を配ることが大切です。
筋肉を効率よく増やすためには、運動とともに栄養が重要です。
特に大切な栄養素が、たんぱく質です。
筋肉はたんぱく質でできており、合成と分解が常に繰り返されていますので、食事でもたんぱく質をしっかりとり、合成を活発にすることが必要です。
☆すぎはら薬局では、日常の食事で足りない栄養素を「保健食品」で補います。
しっかりと栄養をとった上で、原因による漢方を
① 冷えや湿気など『外邪』による腰痛冬の寒さや夏場の冷房、高温多湿な環境により寒邪や湿邪の影響を受けると、経絡内の気血が流れにくくなって腰痛を引き起こす原因となります。
昔から、汗をかいた後も寒湿の邪が体内に入りやすく腰痛になりやすいと言われています。
重だるい痛みや気候が悪いと悪化する痛みの原因によくみられます。
② 気血が滞る『気滞血瘀(きたいけつお)』の腰痛漢方では、痛みの原因のひとつとして「不通則痛(ふつうそくつう)」という考え方があります。
悪い姿勢や運動不足、外傷、過度なストレスなどによって、経絡内の気血の流れが滞るために痛みが起こります。
③ 加齢や消耗による『腎虚(じんきょ)』の腰痛腎虚とは、ひとことでいうと老化現象のことです。
老化によって、下半身に異常が現れやすくなります。腰が重だるい・痛い、排尿異常や耳鳴、視力低下、健忘などの症状が現れることが多くなります。 これを漢方では「腎虚」といいます。
「腎」は「肝」の働きを助けているため、「腎虚」になると「肝」の働きも弱まってしまいます。
すると「肝」によって働きが維持されている筋肉も弱まってきます。
☆すぎはら薬局では、原因や体質にあわせた漢方薬をお選びします。
最近は、ストレスがかかることが多くなっています。
ストレスは、血流を悪くするだけでなく、姿勢を悪くしたりもします。
☆カウンセリングによって、「ストレス」の原因を取り除きます。
腰痛の漢方カウンセリング
あなたの状態、予算に応じて、数パターン提案させていただきます。
漢方の内容や飲む回数、料金などから、お選びください。
1か月分で2万~5万円程度の方が多いです。半月分、1か月分などリクエストもお受けします。