ストレスとアレルギーの深い関係|喘息・花粉症・アトピーが悪化する本当の理由
冬に悪化するアトピー性皮膚炎。
季節の変わり目に増える気管支喘息。
春先に症状が強くなる花粉症。
「忙しい時ほど悪化する…」
そう感じたことはありませんか?
それは偶然ではありません。
ストレスは、アレルギーを悪化させる明確な生理学的メカニズムを持っています。
■ アレルギーは「体質+環境+きっかけ」で起こる
アレルギー発症は、
- 先天的体質(遺伝)
- 後天的要素(生活環境・ストレス)
- 誘発因子(花粉・ダニなど)
この3つが重なったときに起こります。
特に注目すべきは、
ストレスは“発症準備状態”を底上げする因子であり、さらに誘発因子にもなり得るという点です。
■ ストレスが免疫をアレルギー体質に傾ける
ストレスを受けると、
- コルチゾール
- カテコールアミン
といったホルモンが分泌されます。
その司令塔が
HPA系(視床下部‐下垂体‐副腎系)
です。
このHPA系が慢性的に過剰作動すると、
- Th1(感染防御)↓
- Th2(アレルギー反応)↑
という免疫の偏りが起こります。
結果として、
- 喘息悪化
- 鼻炎増悪
- アトピーの炎症持続
が起こりやすくなります。
■ カギは「脳内活性酸素」
近年の研究で分かってきたのは、
ストレス時、脳内で活性酸素が増加する
という事実です。
この酸化ストレスがHPA系を刺激し、
- コルチゾール過剰分泌
- 自律神経の乱れ
- 免疫不安定化
を引き起こします。
つまり、
ストレス
↓
脳内活性酸素
↓
HPA系暴走
↓
アレルギー悪化
という流れが存在します。
■ DHMBAという新しいアプローチ
ここで注目されているのが、
抗酸化物質「DHMBA」です。
DHMBAは、
✔ 脳内で発生した活性酸素を消去
✔ HPA系の過剰反応を抑制
✔ 分泌され過ぎたストレスホルモンを低下
させる可能性が報告されています。
実際に弊社の実験では、
- HPA系の過剰活性が抑えられる
- ストレス応答が正常域に戻る
ことを確認しています
(日本未病学会雑誌 26(1), 20-26, 2020)。
これは単なるリラックス効果ではなく、
ストレス制御の中枢回路に働きかける可能性を示しています。
■ 疫学調査でも明らかなストレスの影響
デンマークで行われた10年追跡調査では、
ストレスが高い人は、
- アレルギー性喘息:4.33倍
- アレルギー性鼻炎:1.72倍
- アトピー性皮膚炎:1.80倍
発症リスクが高いことが示されています。
ストレス管理は、
アレルギー対策そのものなのです。
■ これからのアレルギー対策は3方向
① 免疫調整
症状を抑える
② 自律神経安定
睡眠・呼吸・瞑想
③ 脳内酸化ストレス対策
抗酸化アプローチ(DHMBAなど)
薬だけでなく、
HPA系レベルから整える発想が重要になってきています。
まとめ
- ストレスはHPA系を暴走させる
- 脳内活性酸素がその引き金になる
- DHMBAはHPA系正常化の可能性を持つ抗酸化物質
- ストレス対策はアレルギー改善の核心
アレルギーは「免疫の問題」だけではありません。
脳とストレス制御系まで視野に入れることが、
これからの体質改善の鍵になります。
漢方による体質改善のご相談はすぎはら薬局へ
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薬剤師 杉原正人(すぎはらまさと)


